花冷えも少し落ち着き、むしろ暑いと感じる日中ですね。
そこで気になるのが紫外線。美容界ではお肌の大敵です。
では赤ちゃんはどうなのでしょうか?
結論から申し上げると、日焼け止めは必要です。
だけど日光ってそんなに悪いもの?と疑問が湧きますよね。
では日焼け止めと日光の必要性についてさっそく見てみましょう!

日焼け止めは必要
赤ちゃんのお肌は大人よりも表層が薄く、とてもデリケート。
毎日大人顔負けのスキンケア(洗浄、保湿)が必要です。
そんなお肌で真夏の炎天下を日焼け止めなしでお出かけしてしまうと、たちまち真っ赤になってしまうのはすぐに想像できちゃいます。
真夏の炎天下なんて、できたら外出は避けたいところですが、そうは言ってられない場合もあります。
その時は赤ちゃん専用の日焼け止めを使用し、帰宅後にソープで洗い流してその後は保湿をしてあげましょう。
抱っこ紐やバギーの中でも赤ちゃんも汗びっしょりでしょうし、大人もそんな感じですよね。
一緒にお風呂に入れる月齢なら、帰ってすぐにお風呂やシャワーを一緒に済ませるのがいいですね!

日光浴も必要
では、太陽は敵か⁉と言われると、赤ちゃんの成長には太陽は重要な役割があります。
食事やミルク、母乳から摂取したビタミンDは日光により活性化し、骨を強くします。
ビタミンDや日光浴が極端に不足するとくる病や骨軟化症という病気を引き起こすことがあります。
また、朝、私たちの体をリセットするために太陽は必要です。

日光浴によって分泌が促されるセロトニン、別名『幸せホルモン』はどこかで耳にしたことがあるのではないでしょうか。
4-5か月以降の赤ちゃんは自分の脳内で覚醒ホルモン(セロトニン)と睡眠ホルモン(メラトニン)を分泌することができます。
それより月齢が浅かったり、個人差でその分泌がうまくいかない間、昼夜の区別がつかない赤ちゃんは大勢います。
なので太陽によって覚醒ホルモン分泌のヘルプを受け、昼間にしっかり起きることができ、それに伴い夜に眠くなる睡眠ホルモンの分泌も促されます。

私の住んでいたドイツは、冬はほとんど日光を見ることはなく、秋冬生まれの子どもたちはビタミンDを飲みます。しかし夏は室温を上げないために(クーラーが一般的ではないので)日中は遮光カーテンや雨戸を閉めきってしまいます。もちろん日中は出歩きません。
そのため、夏生まれの子どもたちの方が、血中ビタミンDやカルシウム量が少ないとも言われています。
お日様の役目、重要です!
日焼け止めと日光浴のバランス
まだ紫外線が強くない時期、時間帯では抱っこ紐ならママの日傘、ベビーカーならサンシェードで十分だったりします。
短時間しか外に出ない近くのお買い物の場合は手軽ですよね。同時に日光浴にもなります。
日中ずっと日焼け止めが塗られている状態は避けてほしいと訴える小児科医もいます。
外出の予定がない場合はオムツだけの状態で日光浴させることもできます。短時間でもいいので、できるだけ風に当てるという感覚で、窓ガラス越しでなないことをお勧めします。もちろん、外気温がひんやりしていない場合ですよ!
おうちのベランダが北向きでできないということもありません。直射日光の必要はなく、日陰でも大丈夫!
それ以外は日焼け止めを使って、お肌を守ってあげましょう。
洗い流したあとは、夏でも必ず保湿をしてあげてくださいね!

お肌を守りながらお日様の恵みをたっぷり受けて健康的に楽しい時間をお過ごしください!