こんにちは!
前回は助産院木かげの『My助産師コース』の流れやこのコースに込められた私の想いをお伝えしました。
今回はどんな人がこのコースに合っているのかお話させてくださいね。
前回も申しましたが、❝病院やクリニックでお産をされる方❞が大前提となります。

目次
初産婦さんの場合
どんなサポートをしてもらえるの?どう役立つの?
経産婦さんの場合
どんなサポートをしてもらえるの?どう役立つの?
里帰り出産を迎えるご実家のおじいちゃんおばあちゃんの場合
どんなサポートをしてもらえるの?どう役立つの?
まとめ
余談ですが、私が働いていたドイツでは、ドイツで出産される人は誰でもMy助産師を持つ権利があります。 初めて妊娠された方、2人目、3人目、4人目のママ、上のお子さんが17歳のママさん、世界情勢のために移民で来られた人や、地元の人と結婚した外国人の方たちのMy助産師もしていました。 実際のところ、My助産師を持つことに条件はいらないのです。
初産婦さんの場合
主にこんな方に合っているのではないでしょうか。
- 初めての妊娠、出産、育児で自分ができるのか不安がある
- 何が分からないのかもわからないが、漠然とした不安がある
- 赤ちゃんが生まれたら夫は変わってくれるかな・・と少し心配している
- 里帰り分娩もしないので、分からないことを質問できる存在が欲しい
- 以前なんらかの理由でメンタル不調に陥ったことがある
- 両親学級には参加したが、もうすこし教えてほしかった
- 妊婦健診で助産師に質問しようと思うが、忘れてしまったりタイミングを逃してしまう
- 母乳育児を頑張りたい
- 自分に赤ちゃんを育てられるのかな?と心配
- (パパサイド)夫として全面的に妻をサポートしたいが、何ができるのかわからない
- (パパサイド)上司など、年上の男性に『産後の妻は変わる』と言われたので少し怖いなと思っている
- 自分らしい、自分達らしい育児をしたい
ただ“安心したい”でももちろんOK!一緒に考えましょう!

どんなサポートをしてもらえるの?どう役立つの?
ケアの内容です。
- 育児動線と安全を考えたベビーベッドの配置等、育児環境の確認
- 陣痛中の過ごし方、サポートの仕方お話
- 赤ちゃんの体重測定
- 赤ちゃんの全身状態の観察
- ママの健康状態、産後の経過が順調かどうか確認
- ママの心の状態のケア
- 母乳外来
- 哺乳量の調整
- 沐浴の練習
- 育児相談
- パパのサポートのアドバイス 等
分からないこと、なんでも聞いてください!家庭訪問の回数は無制限です。


赤ちゃんとは、手をかけなければ一人では生きていけない存在。
生命の尊さを感じるのと同時に、重い責任感や不安が生じるのも無理もない話です。
睡眠不足や産後のホルモンも影響し、不安で余裕がなくなり、自己嫌悪や自己肯定感の低下につながるのはどうしても自然なことだったりします。
誰も悪くないんです。家族の数だけ正解はあります。
助産師とは、そんなあなた達に『とっても頑張ってますよ、素敵な親ですよ』と声をかけて伴走していく存在なのです。
経産婦さんの場合
過去の妊娠出産、育児でこのような想いを抱えてはいらっしゃいませんか?
- 以前の妊娠、出産、育児が心身ともに辛かった
- 上の子で体重増加に引っかかり、成長発達が不安
- 新生児期をもっと楽しみたかった、ニコニコしたママでいたいと思った
- 母乳をうまくあげられなかった
- 今回も母乳育児を頑張りたい
- 上の子がどう変化するのか心配
- 孤独を感じた、話を聞いてくれる人がいればもっと楽だったのにと思った
- 入院中の上の子の対応など、一緒に考えてほしい
- もっと自分達らしいお産や育児をしたい
- (パパサイド)前回はたくさん妻を怒らせてしまった気がする
- (パパサイド)今回は家族が満足する、充実した育休を過ごしたい
こんな想いを一度も抱かなかった経産婦さんは果たしていらっしゃるのでしょうか? この声は、私が病院勤務時代の産後面談で、ほぼ毎回聞いていた一般的なママたちの声です。

私は幸いにも、ニュージーランドでのお産だったので、My助産師のシャーリーが定期的に訪問してくれ、娘の体重測定をしてもらったり、乳房の様子や体の具合をチェックしてくれ、昨日あったことや娘の変化のことをおしゃべりしていたので、とても心強かったのです。
また海外にいる日本人の集まりの結束は固く、差し入れを持ってきてくれる友人もいました。
もしシャーリーがいなければ、周りに助けてくれる人がいなければ、助産師といえど心細い思いをしたことでしょう。

どんなサポートをしてもらえるの?どう役立つの?
上のお子さんのことは個別でお話を伺います!

里帰り出産を受け入れるご実家のおじいちゃんおばあちゃんの場合
もちろん、里帰り出産の方たちにもご利用いただけます!
とくに高槻市以外からの里帰りとなると、公的な育児サポートは自治体⇔自治体の委託等のやりとりがあり、約1か月のタイムラグが生じ、本当に困っているときにケアが行き渡らない可能性が高くなります。
- 娘に安心して過ごしてもらいたい
- 自分たちの育児のやり方が現代で通用するのか、知識を確かめたい
- 赤ちゃんの着がえや抱っこを練習しておきたい
- 家の間取りや赤ちゃんの部屋が育児に適しているのか、安全なのか確かめたい
- 以前、里帰り出産を受け入れたが、娘の精神状態が不安定になってしまった
このように思われている祖父母さまのお役にも立つことができます!

どんなサポートをしてもらえるの?どう役立つの?
ご契約者さまは妊婦さんでなくてもかまいません。
ご家族皆さんのサポートをします。
よく耳にするのが、「実は孫よりも自分の子どもが可愛い。子どもが困っているなら手助けをして、笑顔で過ごしてほしい」と。素晴らしい愛情です。 ママの幸せ=家族の幸せ をモットーに、助産院木かげは力を尽くします!

ただ私の立場上、赤ちゃんとその母親の心身の健康と安寧を最優先させていただきます。
そのため、例えば「昔と違う育児の方法」や「産前産後のデリケートな時期にかける適切な言葉かけ」など、その時のママに適していないと判断した場合は、祖父母様の『完全な味方』にはなれないこと、ご理解いただけると幸いです。
伝え方には細心の注意を払っていますが、ご不快な思いをされた場合は遠慮なくおっしゃってくださいね。私の学びにもつながります。
具体的なケア内容は、こちら<どんなサポートをしてもらえるの?初産婦さん編>と同様です。 個別の相談にももちろん応じます。
まとめ
どんな背景のご家族でも、赤ちゃんを安全に迎えて健康な生活を送る権利はあります。
助産院木かげは継続したケアを提供することによって、ご家族の心と体がすこやかな新しい生活のスタートを切るお手伝いをいたします。
お申込みのタイミングは、妊娠されてから妊娠32週くらいだと幸いです。
読んでいただき、ありがとうございました!