もくじ
はじめに
タミータイムとは?
どういう効果が期待できる?
いつからはじめていいの?
安心・安全に行うには
嫌がる赤ちゃんへの工夫
木かげからのメッセージ
はじめに
こんにちは!
最近、『タミータイム』という言葉をよく耳にするパパママ達。一体それは何??と思いませんでした?
赤ちゃんをうつぶせにするの?それって危険じゃないの?
と思われたのではないでしょうか。
実は、タミータイムは家族で楽しい時間を過ごすことのできる素敵な赤ちゃんの遊びの一つなんです。
どうすればタミータイムで楽しく過ごせるのか、赤ちゃんにメリットがあるのかお伝えします。

タミータイムとは?
まず、タミータイムの『tummy』とは、お腹の幼児語。
『ぽんぽん』みたいなイメージです。

英語で腹痛と言えば、stomachacheですが、そもそもstomachとは胃のこと。
お腹のどこかは分からない(あるいは言いたくない)場合は、大人でも『tummy ache』と使われていました。
なので、タミータイムは、普段背中を下につけて過ごしている赤ちゃんに、お腹を下につける時間をあげましょう、ということですね。
私が育児をしていたニュージーランドでは、今思春期の娘が赤ちゃんの時代にはすでに取り入れられていました。(写真は娘です。本人の許可済)

どういう効果が期待できる?
私がいつもママ達に説明している、タミータイムのメリットは
- 呼吸がしやすい
- 仰向けではできない全身の運動ができる
- 首を持ち上げようとするので、首のすわりのトレーニングになる
- 頭に圧がかからないので、頭の変形の予防になる
- 目線が変わるので、赤ちゃんに違う世界を教えてあげられる
です。
たくさんのメリットがありますね!

いつから始めていいの?
何か特別な事情がなければ、いつから始めても大丈夫です!
最初は長くて1分くらいで充分。あくまでも遊びなので、嫌がったらそこでストップしてもOKです。
床やベビーベッドの上が不安なら、パパやママのお腹の上に腹ばいになってもらうのもいいですよ。

1日に数回やってもいいです。
あくまで遊びなので。楽しいことは良いことです。
安心・安全に行うには
まず、赤ちゃんのコンディションです。
- しっかり起きている
- 機嫌がよい(タミータイムが好きな赤ちゃんは、機嫌が悪い時に行うと、ご機嫌になることもあります)
- 眠くもなく、お腹も空いていない、また授乳の直後でもない
自分たちが、どんな状況の時に遊びやスポーツをしたい/したくないを考えるとすぐに分かりますね。

では、環境です。
- 大人が必ずそばで見ている
- 顔が沈んでしまう、柔らかいベッドの上は避ける
- 布や柔らかいビニールなどが手の届くところにない
- スタイは外す
赤ちゃんが窒息してしまわないように注意しましょう。

このように丸めたタオルを胸の下に置くと、手が自然な形で前に来るので、タミータイムのアシストになりますね。
嫌がる赤ちゃんへの工夫
あくまで遊びなので、無理にさせる必要はありませんが、少しの工夫で大好きになってもらう可能性もあります。
より楽しい時間を過ごすために、このようなことを試してみてはいかがでしょうか。
パパやママ、兄姉も一緒に寝転ぶ
いつもと違う角度でみるお顔はきっと赤ちゃんにも新鮮ですよ!
そこで話しかけたり、お歌を歌ってあげるとまた楽しい時間になります。

また、大人が寝転ぶことによって、赤ちゃんが見える世界を体験できるので、お家の中のどういうところが危険なのかを知ることができます。
鏡やおもちゃを置いてみる
成長に伴い、おもちゃに手を伸ばすこともあるでしょう。そんな小さな発見も子育て中の幸せですね。

横になったパパやママのお腹の上で行う
スキンシップになります。赤ちゃんの「ふんばる力」を伸ばすため、縦抱きとはまた区別してみてください。
赤ちゃん自信が手足を自由に動かせることがポイントです。

木かげからのメッセージ
何度も繰り返しますが、タミータイムはあくまで『遊び』です。
赤ちゃんにもひとりひとり個性がありますし、いつも同じ気分だとも限りません。
大人が「赤ちゃんの発達のためにやらなきゃ」とプレッシャーに感じる必要もありませんので、できる時に楽しむ!で大丈夫です。

また、助産院木かげでは赤ちゃんの反り返りや頭の形のケアを行う、【赤ちゃんケア】コースがあります。
こちらはタミータイムをたくさん使いますので、お気軽にご相談ください。
何も困ったことはないけど、タミータイムを初めてする時は緊張するなどのご相談も【育児相談】でお受けいたします。
楽しいタミータイムになりますように❣