これって乳腺炎?|典型的な症状3つ

はじめに

赤ちゃんに母乳をあげているママにとっては、乳腺炎とはできれば無縁でいたいものですが、

自分の乳房がいつもと違う…これは乳腺炎なのか?ただの飲み残しなのか?と不安になることも珍しくはないと思います。

今回は、様子をみてもいいパターンなのか、すぐに受診するための行動を起こさないといけない症状かについてお話したいと思います。

ガッツポーズのヒヨコ

①発熱

乳腺炎になると、身体の炎症反応として、熱が出ます。

38.0℃以上の高熱になります。

乳腺炎は咳、鼻水、咽頭痛などの風邪症状がないことが前提になりますが、関節痛を伴う方もたまにいらっしゃいます。

②症状は片方のみ

乳腺炎の場合、症状があるのはどちらか片方の乳房になります。

両胸が張って痛い、という状態は、産後2-3日目であれば生理的に生じる『乳房うっ積』と呼ばれるもので、

女性が母乳を分泌しない身体から分泌する身体に変化する際の移行期にみられるもので、一時的なものになります。

その時期は過ぎたけど、両胸が張って苦しいという状態は、おそらく授乳のタイミングがずれて、母乳が溜まっている状態と思われます。

片胸に違和感のある女性

③現局的な症状

片方の乳房の、どこか一部分だけ、以下の症状があります。

たいていの場合、全ての症状があります。

つまり、赤くなっている部分にゴリゴリとしたしこりがあり、痛みを伴うことが多いです。

  • 皮膚が赤い
  • しこりがある
  • 痛みがある

味が左右で違う

普段の母乳は、ほんのりと甘みがありますが、炎症が進んでくると、味にも変化が現れます。

その場合、なんの味もしなかったり、しょっぱかったりします。

こちらも乳腺炎かどうかの判断の目安になったりもします。

セルフケア?受診?

上記のような症状があれば、乳腺炎とみなし、受診が必要になります。

マッサージや排乳だけで解決する場合もありますが、抗生剤などの薬が必要な場合もあり、その見極めが大切になってくるのです。

たまに、『上の子の時の乳腺炎を自力で治した』お話や、『家族や友達にマッサージしてもらった』お話を聞くことがありますが、正直お勧めはできません。

その理由は、薬が必要なパターンなのに、受診しなかったため、炎症が進んでしまい、最終的には乳房の中に膿が溜まり、皮膚に切開を入れて出さないといけなくなったり、

マッサージの力加減によっては、乳腺を傷つけてしまったり、炎症を広げてしまう場合もあるからです。

例えば、私自身が乳腺炎になったとしても、自分では治そうとは思いません。

必ず専門家の元に行きます。

母乳相談を受ける母親

日常生活での注意点

『普段と違う日』が乳腺炎のトリガーになることは良くありますが、日常生活には特別な日や、とても忙しい日というものが必ず存在します。

お出かけしたり、ご馳走を食べる機会があったり。

そういう時は、できるだけ身体を休めてみたり、ゆったりめのスケジュールに調整してみたり、普段と違う脂肪の高いものを食べるときは、少量から試してみたりすることができます。

また、重症化しないためには、おかしいなと思ったら、すぐにどこか受診できるところはないか行動に移すことも、とても重要です。

パイナップルの絵

さいごに

母乳育児は期間限定であり、母子の絆を結ぶ、愛おしくて大切な時間です。

しかしその反面、トラブルは非常に多いことも事実。

私たちは機械ではないので、不具合がでないような徹底的な管理はできません。

トラブルは早めに対処することが大切。

高槻市の母乳外来については過去のブログに記載しています

当助産院もトラブル対応も承っております。ご相談だけでも大丈夫です!

安心して、赤ちゃんとの素敵な時間が過ごせるお手伝いになれば嬉しく思います。

母乳を与える母親