はじめに
『育休 パパ 何する』
そんな風に検索をされたことはありますか?
ここにたどり着いたパパはきっと、新しい家族のことを一生懸命に考えているのでしょう。
また、『自分は充分やっているのに妻はなんだか不機嫌』などの葛藤を抱えている人もいらっしゃるかもしれませんね。
生まれて最初の1年は、赤ちゃんが目まぐるしく成長する期間限定の特別な時間です。
せっかく、こんな素敵な時間を共有できる制度を使えるのならば、夫婦そろって満足できる育休にしたいもの。
では、どうしてモヤモヤしてしまうのでしょうか。

今回はいつもと違って辛口になりますが、『夫婦のズレ』をなおすきっかけになることでしょう。
お互いハッピーな育休を過ごすために、ぜひ参考にしてください!

なぜ空回りしてしまうのか
『産後の妻は野生』と耳にしたことはありますか?
産後の女性の身体は、妊娠・出産・授乳期を通して、特別なホルモンの変化が起こっています。
そのため、精神的に不安定になり、普段なら流せることも大きく捉えてしまったり、感情的になってしまったりします。
また、睡眠不足は判断力を鈍らせますし、身体の痛みは心の余裕を奪ってしまいます。
さらに、妊娠中から育まれている『母性』を持った母親と、生まれてから芽吹く『父性』を持つ父親は、見えている景色が違うと言えるでしょう。
そのため、あなたがよかれと一生懸命やったことも、妻にとっては「そうじゃない」となっている可能性はあります。

関連ブログ 『産後の妻が変わった?』それには理由がある!~パパに知ってほしい妻のココロと身体のお話 (新しいタブが開きます)
パパの役割
では、どうすれば妻が喜んでくれ、自分を頼りにしてくれるのでしょうか。
具体的に考えていきます。

家事、育児は『手伝う』ではなく『担う』
24時間お世話が必要な新しい家族がやってくると、夫婦は『チーム』となることが求められます。
普段のお仕事と同様、チームの一員として責任をもって家庭を運営するのです。

お仕事も、誰かが休んでも、自分の担当ではないからといって、手を抜いたり、スルーすることなく、定められた期限までに力を合わせて成し遂げようとしますよね。
家事も同じ。
自分の仕事ではないと思っての『お手伝い』は、どうしても態度に出てしまうので、気持ちを見透かされてしまいます。
ママを休ませることが最重要
妊娠、出産を終えた妻の身体はもうどこも疲労困憊です。
さらに休みなしで、育児に取り掛からなければならないので、思った以上に身体に負担がかかっています。
また、赤ちゃんに母乳をあげているのも、自分の血液を分け与えていることと同じで、多大なエネルギーを使います。

そのため赤ちゃんが静かに眠ってくれている間は、妻に横になって休んでいてもらいましょう。
また、「赤ちゃんが寝ている間は休めるだろう」と決めつけてしまうのも間違い。
赤ちゃんはすんなりと寝ないこともありますし、「寝ている間にこの用事を済ませよう」と静かな時間を中断されたくない家事に費やすママも、非常にたくさんいらっしゃいます。
あなたの妻はどちらのタイプでしょうか?
欲しいのは正解じゃなく、一緒に考えること
妻が悩んでいることをスマホで検索した結果を見せて、協力した気分になってはいませんか。
吐き戻しやオムツ漏れでお洋服が汚れてしまったりした時、「こうしたらいいよ」と声をかけるだけになってはいませんか。
ママ達もいろいろと検索しています。
検索した方法ですんなり成功するとは限らないと、早い段階で気付いているものです。

赤ちゃんとの生活は、トライ&エラーの繰り返し。
二人で失敗を繰り返すのも、後になればいい思い出。チーム力も高まります。
一緒にトライしてくださいね!
家事・育児は終わらないものだという認識
「おむつ交換したから休憩しよ」
「沐浴したから本日の仕事は終わり」
このようにポイント育児で満足して『イクメン』を自称している方は実際に少なくありません。
例えばミルクをあげる時、
- 授乳クッションをセットしてもらう
- 適温になったミルクを渡される
- 赤ちゃんを連れてきてもらい、授乳クッションに寝かされる
- ミルクを飲ませている間は妻は側で見守り、ゲップは妻に交代
といった、全てがお膳立てされた育児行動がはたして協力と言えるのか。
育児休暇は『あなたの』『ホリデイ』ではないですし、育児はアクティビティでもありません。
余談:ドイツでは、育休を『Elternzeit』と呼びます。直訳すれば『親の時間』。休暇『Urlaub』とは一線を画しています。
コミュニケーションを密に!
私のブログには何度も出てきますが、「家族はチーム」。
赤ちゃん訪問や、助産師外来で夫の家事育児介入についての質問に対して、「頼んだらやってくれます」とのママからのお答えが非常に多いのですが、
実はその言葉の裏には、「頼まなきゃやってくれない」「頼んだことしかやらない」という不満が隠れているのです。
夫側としては、「頼まれたことをしたんだから満足でしょ?何がいけないの?」と悪気なく感じることでしょう。
問題は、妻の『頼む』という行動が、しびれを切らした結果の行動であることが多いということです。
妻側の、「察してほしい」という願いの実現は難しいと、認識を改める必要はあることは確かです。
しかし夫側も「他にすることはある?」「いつでも遠慮なく頼ってほしい」と一言添えるだけで、一人で抱え込んでいた妻の負担をぐんと減らすことができます。

妻は、やってほしいことを伝えること。
夫は、頼まれたことを担い、魔法の言葉を付け加えること。
お互い、感謝の気持ちを伝えること。
できることから始めてみましょう!
さいごに
育児には、家族と同じ数だけの正解があります。
教科書に載っていないこともあります。
育児とは、その自分たちの正解を探す道のり。いつ正解が分かるのかも不明です。
育児は、『何をしたか』よりも『どう関わったか』で、ママからの印象が大きく変わります。
失敗することもある。
意見が食い違うこともある。
それでも側で一緒に、自分事として真剣に取り組んでくれるパートナーがいると、子どもの未来という漠然とした地図を進んでいくことも勇気1000倍です。

関わり方に悩んだ人はお話を聞きます。
もっと事前に知っておきたい方には、直接お話もできます。→赤ちゃんお出迎えサポート教室
ママも不安だし、パパも不安なのです。
一人で抱えなくても大丈夫ですよ。
応援しています!

